こんにちは。threaFの品田です。
冷たいスイーツが美味しい季節がやってきました。 ぜひ「みつはに」とも、色々なスイーツを合わせてみてください♪ ”味変”が楽しめますよ。 これまでのブログで”「みつはに」は、「非加熱はちみつ」(別名「生はちみつ」)”とお伝えしてきましたが、今回は「非加熱はちみつ」についてもう少し詳しくお話したいと思います。
■「純粋」と「非加熱」の違い
一言にはちみつと言っても、様々な呼び方があります。 ここでは、よく見かける「純粋はちみつ」との違いについて簡単にお話します。 「純粋はちみつ」は、「はちみつ類以外のものが混入していないはちみつ」、つまり、「添加物を加えていないはちみつ」を指します。

ただし、加熱処理をしているかどうかは、生産者やメーカーによって異なるため確認が必要です。 ちなみに、水あめや人工甘味料を足している「加糖はちみつ」や、脱臭脱色をした「精製はちみつ」は、「純粋はちみつ」には含まれません。 「非加熱はちみつ」は、「純粋はちみつ」であることに加えて、「一切の加熱をしない、または比較的低い温度で加熱したはちみつ」を指します。

「非加熱はちみつ」は、種類として明確な基準が定められているわけではなく、商品ラベルを見ただけでは判別できない事が多いです。 けれども養蜂家さんの中には、非加熱にこだわってつくっている方が多く、「みつはに」の生みの親である女性養蜂家Sさんもその一人。 そんな非加熱はちみつの魅力は、いったい何なのでしょう。
■非加熱はちみつができるまで
まず、はちみつができるまでの流れはこのようになっています。 ミツバチが集めた花蜜は、蜜胃という器官にある酵素の働きによって、果糖とブドウ糖に分解されます。 巣にいる仲間が巣の内部に蜜を貯めながら、羽ばたきで風をおこし、水分を飛ばします。 この羽ばたきによって、糖分80%、水分20%程度まで濃縮されたはちみつになるのです。

ミツバチのパワー、すごいですね・・・! その後は、養蜂家が巣を遠心分離器にかけてはちみつを採取。 フィルターで濾過(ろか)して不純物を取り除き、瓶詰めします。

このとき、濾過を行う前工程で「どの程度加熱処理をするか」が、一般的な加熱はちみつと非加熱はちみつの違いと言われています。 加熱をしない、もしくは、加熱したとしても38℃程度の低温で処理したはちみつが、「非加熱はちみつ」と呼ばれます。 ちなみに38℃というのは、はちみつが巣内で保存されているときの温度と同じくらいです。 ミツバチは、夏場は巣の中に水を運んだり、羽を震わせて外の涼しい空気を入れて、巣内の温度が上がりすぎないようにしているのだとか。 逆に冬場は、はちみつを食べて体を揺らし、自ら熱を出すそうです。 ミツバチのパワー、やはりすごいですね・・・! そんなミツバチの営みによってできた天然ものの甘味料に、極力手を加えずに仕上げたものが「非加熱はちみつ」というわけです。

Sさんの「本物のはちみつの味を知ってほしい」という想いに、ぴったり一致していました。
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■非加熱はちみつの魅力は、味と香り
加熱処理といっても、結晶を溶かす程度の湯煎のみであれば、はちみつの栄養素が極端に変化することはありません。 どちらかというと栄養素よりも「香り」への影響の方が大きいと考えられます。 はちみつの香りは、蜜源の花の種類によって変わります。 そして、香りははちみつの美味しさを左右する重要な要素です。

加熱をすると香り成分が変化するため、「よりはちみつ本来の味と香りを楽しみたい」と思う方は、非加熱はちみつを選ぶとよいでしょう。 反対に、はちみつの香りが苦手な方は、香りが少ない加熱済みはちみつのほうが向いているかもしれません。 非加熱はちみつは価格が高めになる傾向がありますが、「手間ひまをかけて、なるべく自然に近い状態で瓶詰めされたもの」だと思うと、一度は試してみたくなるのではないでしょうか。
■非加熱はちみつは珍しい?
スーパーなどで一般的に販売されているはちみつは、加熱済みのものがほとんどだと言われています。 その理由は、生産効率の高さにあります。 
完熟したはちみつは、ドロッとした状態。 不純物を取り除いたり瓶詰めするのは、大変な作業です。 加熱してサラっとさせることで、結晶化を防いだり、フィルターでの濾過もしやすくなるため、瓶詰めまでの時間を短縮することができます。 また、はちみつを大量に生産するためには、熟成を待たずに採蜜することもあります。 完熟になる前のはちみつは、まだ水っぽい状態です。 そのため、水分量の規定(国産はちみつの場合は22%以下)を守るために、加熱して水分を蒸発させる必要があるのです。 同じはちみつでも、採蜜のタイミングや処理の方法は様々なのですね。
■「みつはに」のおすすめな食べ方
クセが少なく食べやすい「みつはに」の、美味しい食べ方をご紹介します。

◎食べ物に合わせる ・アイスに ・チーズとクラッカーに ・野菜や果物とミキサーにかけてスムージーに ・ヨーグルトにかけて 更に、フルーツとも混ぜて、朝食やデザートに ・ドレッシングの材料として ・ホットケーキやトースト、クロワッサンに アツアツの状態より、少し冷ましてからかけると、優しい味わいを楽しめます

◎お手軽な栄養補給に はちみつには、ミネラル・ビタミンなど約150種類の栄養素が含まれています。 朝と夜寝る前に、スプーン1杯! スプーンは都度洗って、清潔な状態で使いましょう。 木製かプラスチック製のスプーンがおすすめです。 ◎集中したいときに はちみつの成分のうち、80%近くを占めるのが果糖とブドウ糖。 ブドウ糖は、脳や筋肉を働かせるために欠かせない成分です。 糖質の中でもっとも吸収が早い「単糖類」にあたり、砂糖やご飯類よりも早くエネルギーになると言われています。

スポーツや仕事でもうひと頑張りしたいときに。
■食べるだけじゃない♪美容アイテムとしても
古来より薬として活用されてきたはちみつは、美容のサポートアイテムとしても注目されていますね。 ◎唇のパックに 唇を覆うくらいのサイズのラップを用意してから、はちみつを唇に塗り、ラップをかけます。 5分ほどしたらはがして、柔らかいティッシュやコットンで優しくふきとりましょう。 唇は乾燥しがちなので、その後リップクリームを塗るのがおすすめ。

ちょっぴり贅沢なスキンケアで、気分が上がります!
■最後に
一匹のミツバチの体重は約0.1グラム。 小さな体で、一日に何度も巣と花を往復し、その飛行距離は数千キロにも及ぶそうです。 そして、ミツバチ1匹が一生をかけてつくるはちみつの量は、ティースプーン1杯分。

そんな貴重な自然の恵みを、出来るだけそのままの状態で味わってほしい。 養蜂家さんがミツバチへの愛情と、手間ひまを惜しまずにつくる非加熱はちみつ。

人と自然のありがたみに思いを馳せつつ、じっくり味わいたいですね。
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参考:農畜産業振興機構HP
<店舗情報>
・住所:東京都豊島区高田1丁目38−12 目白ガーデンハイツ1F
・電話番号:03-5904-8633
・営業時間:〈月〜金〉11:00〜20:00 〈土日祝〉12:00〜19:00 〈定休日〉毎週水曜日






















